展示会はアンケートの設計で決まる!効果を高めるための設問方法
2024/12/19
展示会は、多くの企業にとってリード獲得の重要な場であり、商談や受注につながる第一歩として活用されています。その一方で、展示会に参加しただけでは十分な成果を得られない場合もあります。ここで鍵を握るのが、参加者に対するアンケートの設計です。アンケートは、単なる情報収集の手段ではなく、顧客の課題やニーズを深く理解し、効果的なフォローアップを行うための基盤となります。
この記事では、アンケートの設計方法、回答率を向上させるコツ、そして得られた結果をどのように活用するかについて詳しく解説します。
展示会アンケートの設計方法
展示会のアンケートを設計する際は以下の流れを意識して作成してみましょう。
1.目的に応じたセグメントを定める
アンケートを設計する際には、最初にその目的を明確に定める必要があります。目的によって、どのような情報を収集すべきかが異なるためです。
例えば、顧客のニーズを把握したい場合は、参加者の業界や課題に焦点を当てる設問を作るべきですし、製品やサービスに対する具体的な反応を得たい場合は、それに関連した質問を設けることが効果的です。
2.セグメントを導き出す項目を見極める
次に、目的に応じて収集すべきデータを具体的に決めていきます。
例えば、参加者の業界や業種を把握することで、自社のターゲット市場における関心度を測ることができます。また、展示会でどのようなテーマに関心を示したのか、具体的な製品やサービスへのフィードバックを求めることも有益です。
さらに、顧客が抱える課題や解決を望む時期についても情報を集めることで、営業活動に直結するインサイトを得ることができます。
3.項目を元に設問する
データ収集の項目を明確にしたら、それを基に具体的な設問を作成します。
例えば、関心分野を探るためには「展示会で興味を持ったテーマは何ですか?」という質問が考えられますし、課題を把握するためには「現在、最も解決したい課題は何ですか?」と尋ねるのが効果的です。商談の可能性を探る場合には「後日、製品やサービスについて詳細なご案内をご希望されますか?」といった質問を設けることで、フォローアップの優先順位をつけやすくなります。
展示会アンケートの回答率を高めるための3つのポイント
展示会の来場者は幅広く情報収集をおこなうために展示会を訪れているため、アンケートの回答を渋る可能性があります。そのため、短時間で簡易的に回答できるアンケートであることをアピールし、回答率を高められるようにしましょう。
回答率を高めるためのポイントは以下の3つです。
名刺から得られる情報は省く
基本情報に関しては質問を省略することを検討しましょう。氏名や会社名、役職といった情報は、名刺や事前登録で既に取得している場合が多いため、再度質問する必要はありません。
その代わりに、参加者の具体的なニーズや興味関心に焦点を当てた質問を設けることが重要です。
選択形式で回答してもらう
回答者の負担を軽減するために、選択形式の設問を活用するのも効果的です。自由記述形式の設問は、回答に時間がかかる上に、記入者の負担が大きくなりがちです。そのため、「選択肢から一つ選んでください」といった形式にすることで、回答のしやすさが向上します。
同時に、分析もしやすくなるという利点があります。
極力設問数は減らす
設問数を極力絞ることも大切です。アンケートが長すぎると、途中で回答をやめてしまう参加者が増える可能性があります。理想としては、アンケート全体が3〜5分程度で完了する内容に抑えることを目指し、優先順位の低い質問は削除することを検討しましょう。
アンケート結果を活かしてフォローアップにつなげよう
展示会後はアンケート結果を元にセグメント分けをし、個別に最適化されたフォローアップを実施します。
例えば、アンケートで特定の製品に興味を示した参加者には、関連する資料やデモ動画を送付するといった具体的なアプローチが有効です。この際、アンケートの回答内容を踏まえて、パーソナライズされた情報提供を心掛けることで、参加者との信頼関係を築きやすくなります。
また、展示会後の関係構築を継続することも重要です。一度の接触で終わらせるのではなく、メールや電話でのフォローアップを継続的に行い、長期的な顧客関係を構築することで、商談や受注の可能性を最大化しましょう。
まとめ:成果に繋がるアンケート設計をしよう
展示会アンケートは、単なる顧客情報収集のためのツールではなく、展示会の成果を大きく左右する重要な要素です。目的を明確にし、回答者の負担を減らしながら的確な設問を設計することで、商談化や受注に直結するデータを収集できます。また、収集したデータを活用した適切なフォローアップを実施することで、展示会の成功率を高めることができます。
次回の展示会では、この記事で紹介した方法を活用し、効果的なアンケート設計を実現してください。参加者の声を的確に活かし、貴社の展示会活動をさらに成功へと導きましょう。
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