商談に繋がるウェビナーアンケートの設計術!設定すべき項目例と回答率を高めるコツを紹介
2024/11/12
ECサイト、Webメディア運営会社を経て、2022年にDXO株式会社へ入社。
介護業界向けWebメディアの運営に携わり、SEO集客・UI/UX改善・ホワイトペーパーによるリード獲得等の一気通貫した施策設計を実施。
現在は動画商談システム「セールスフォワード」においてマーケティング部門の指揮を取り、ウェビナー施策に従事している。
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ウェビナー後のアンケートは、参加者の感想やニーズを把握するだけでなく、商談へのステップアップに大いに役立つ重要なツールです。アンケートで得られるフィードバックを活用し、参加者が求める情報やサービスを正確に理解することで、的確なアプローチが可能となります。また、アンケート結果を次のイベント企画にも反映でき、継続的な成長に繋がります。この記事では、商談に繋がるウェビナーアンケートの設計術と効果を高める方法を詳しく解説します。
ウェビナーアンケートを設計する際のポイント
ウェビナー後のアンケートは、ウェビナーを通して自社を知ってくれた見込み顧客の情報を深く知ることができる重要なチャンスです。ただし、闇雲にアンケートを設計してしまうと、次のアクションにうまく繋げられなかったり、そもそもアンケートに回答してもらえなかったりします。
アンケートを設計する際には、まずアンケートをとる目的を明確にしましょう。今後のウェビナーの改善ポイントを探りたいのか、インサイドセールスの架電対象を絞りたいのか、自社サービスへの感想を知りたいのかなど、アンケートの取得目的として想定されるものは数多くあり、もちろん設問すべき項目も変わってきます。
また、見込み顧客の離脱を避けるために設問項目はなるべく少なくしましょう。目的を絞った適切な質問量にすることで、回答率の向上が期待できます。回答率をあげるためには自由回答を減らし、選択式の設問を増やすのも効果的です。
ウェビナーアンケートの項目設定例
ウェビナーアンケートの項目は、一般的に以下の質問が用いられます。
回答者情報
回答者情報はアンケートの基本となる項目です。
名前やメールアドレス、電話番号はもちろんのこと、会社名や役職、部署などの情報を取得するようにしましょう。ただし、セミナー申込をおこなう際にこれらの情報を取得しているのであればなるべく設問項目を減らし、裏でデータを突合するなどすると回答率の向上が期待できます。
BANT情報に関する質問
BANT情報とは、Budget:予算・Authority:決裁権、Need:ニーズ、Timing:導入時期に基づいた情報のことを指します。これらに基づいた質問をすることで、商談の可能性を判断します。
たとえば、「現在抱えている課題を教えてください」や「導入のタイミングについてお聞かせください」など、直接的な質問ではないまでも、状況を深堀すべきかどうか判断できるような質問を用意するのがおすすめです。
紹介したサービスへの印象
ウェビナーで紹介したサービスに対する印象や興味度を質問し、商談への関心度を確認するのも有効です。
直接的に印象を聞くのではなく、デモ体験会や無料相談会などがあることを紹介し、ハードルの低い商談でより深くサービスを知ってもらう機会を設けるのもひとつの手でしょう。
ウェビナーの満足度・感想
ウェビナーの運営やテーマ設定に課題がある場合は、満足度や感想を確認してみましょう。ウェビナーの内容に対する満足度や、特に印象に残った点などの感想を求めることで、次回のウェビナーの改善ポイントが見えてきます。
ただし、ウェビナーの視聴時間などのデータから、実質的な満足度を図ることも可能ではあるため、設問内容が多くなりすぎてしまうのであれば優先度を下げるのもありでしょう。
ウェビナーアンケートの回答率を高めるコツ
設問設計を工夫してもアンケートに答えてもらえなければ意味がありません。以下では、ウェビナーアンケートの回答率を高めるコツを紹介します。
登壇資料やアーカイブ動画などのインセンティブを提供する
アンケートに回答してもらうためのインセンティブとして、ウェビナーで使用した資料やアーカイブ動画の提供を提案します。これにより、参加者の回答意欲を引き出すことができます。
ウェビナーのアーカイブ配信を活用しよう!|コンテンツの二次利用でリードを有効に活用する方法
エンディングトークでアンケート回答を促す
ウェビナーの最後に司会者や登壇者から、アンケート回答を促すメッセージを加えることも効果的です。
Zoomでウェビナーを開催する場合、ウェビナー終了後にアンケート回答のページを表示することができますが、視聴者の心理としては「ウェビナーは終わった」と感じてしまうため、アンケートに回答せず離脱してしまうことがあります。エンディングトークに入ったタイミングで、ウェビナーのチャット欄にアンケートフォームのリンクを掲載し、エンディングトークを聞きながら回答してもらうと、自然にアンケート回答につながり回答率の向上に効果的です。
少し時間を開けてからフォローアップメールを送付する
少し時間を空けて再度フォローアップメールを送ることで、ウェビナー直後に時間が取れなかった人にも、回答する機会を提供できます。
フォローアップメールを送る際には、投影資料やアーカイブ動画などのインセンティブがあることを強く押し出すことで回答率の向上が期待できます。
次のアクションに繋がるアンケート設計を心がけよう
ウェビナー後のアンケートは、商談やフォローアップのための貴重な情報源です。目的を明確にし、シンプルで的を絞った設問を心がけることで、回答率が向上し、見込み客のニーズを把握するための情報を効率的に収集できます。適切な設計で、アンケート結果を次のアクションに活用し、商談に繋がる機会を最大化しましょう。
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