ウェビナーとは?企画の立て方から開催への流れまでわかりやすく解説
2025/1/7
近年、オンライン環境が整備される中で、ウェビナーはBtoBマーケティングにおいて重要な施策の一つとして注目を集めています。ウェビナーは、物理的な場所にとらわれず、広範囲のターゲット層に効率的にリーチできる点が大きな魅力です。
本記事では、「ウェビナーとは何か」という基本的な理解から、実際に開催するための企画、準備、運営、さらには開催後の活用方法までを徹底的に解説します。ウェビナーの実践に踏み出したいと考えている方や、さらに成果を高めたいと考える方に向けて、有益な情報を提供します。
BtoBマーケの注目施策、ウェビナーとは?
ウェビナーとは「Webセミナー」の略で、インターネットを介して行うセミナーや講演会を指します。従来のリアルイベントとは異なり、物理的な会場や参加者の移動が不要で、参加者は自宅や職場など、好きな場所から参加できます。この利便性は、企業にとっても参加者にとっても大きなメリットです。また、ウェビナーは単なる情報提供の場にとどまらず、参加者との双方向コミュニケーションが可能な点も特徴の一つです。特に、チャット機能や質疑応答の時間を通じて、より深いエンゲージメントを構築することができます。
ウェビナーの最大の利点は、効率よく見込み顧客と接点を持てることです。例えば、会場の手配や交通費がかからないため、コストを大幅に削減できます。また、地理的な制約を受けないため、全国あるいは海外のターゲット層にもリーチできます。さらに、ウェビナーはデジタルツールを活用して実施されるため、参加者の行動データやアンケート結果など、貴重なマーケティング情報を効率的に収集できます。この情報をもとに、参加者一人ひとりに最適化されたフォローアップが可能となり、リードナーチャリングを効率的に進めることができます。
ウェビナーを開催するまでの基本的な流れ
ウェビナーを開催するまでには、基本的に以下で紹介する6ステップを踏む必要があります。
1.企画
ウェビナーを成功させるための第一歩は、目的の明確化です。ウェビナーの目的は多岐にわたりますが、主に認知度向上、見込み顧客の獲得、商談の創出などが挙げられます。この目的を明確にすることで、ウェビナーのテーマやコンテンツ設計がスムーズになります。
また、自社が提供できる価値を明確にすることも重要です。例えば、自社の専門知識やノウハウを共有することで、参加者にとって有益な時間を提供することができます。企画段階では、ターゲットとなるペルソナを具体化し、彼らが求める情報や解決したい課題を深掘りすることが鍵となります。
目的と提供できる価値からウェビナーのテーマを落とし込み、企画を立てていくようにしましょう。
ウェビナー企画の作り方|見込み顧客の心をつかむためのポイントを解説
2.共催先探し
ウェビナーは単独で実施することも可能ですが、複数社で共催することもおすすめです。複数社で力をあわせて実施することで、企画に深みが出るだけでなく、集客力を高めることも可能です。
共催先を選ぶ際は、テーマやターゲット層が一致しているかどうかが重要です。共催により、それぞれの企業が持つリストを活用できるため、より多くの見込み顧客にリーチすることができます。適切な共催パートナーを見つけたら、早い段階で声をかけ、企画内容についての意見交換を進めましょう。
3.キックオフ
企画がある程度固まったら、キックオフミーティングを実施します。この場では、企画内容をベースに集客計画や当日の運営方法、目標設定について関係者全員で共有します。
また、役割分担を明確にすることも重要です。集客段階で使用するクリエイティブ素材の作成や、当日の技術サポートの準備など、各タスクの担当者を明確にすることで、スムーズな進行をおこなえるようにしましょう。
4.集客
ウェビナーの成功には、いかに多くの見込み顧客を集客できるかが大きな鍵となります。まずは、魅力的な申込ページを作成しましょう。このページには、ウェビナーのテーマや登壇者情報、開催日時など、必要な情報を簡潔かつわかりやすく記載します。
その後、自社が保有するリストを活用し、メールマーケティングやSNSを通じて告知を進めます。目標数に達しない場合は、ターゲット層を絞った広告出稿も効果的です。
ウェビナーの集客用案内メールを送る際のポイント|例文付きの書き方や効果を高めるコツを解説
5.アンケート設計
ウェビナーの開催前に、終了後に配布するアンケートを設計しておくことも重要です。このアンケートは、参加者の感想や興味度を把握するだけでなく、次のアクションにつなげるためのデータ収集の場としても活用できます。
また、回答率を高めるためには、登壇資料や録画動画の提供を特典として提示すると効果的です。
商談に繋がるウェビナーアンケートの設計術!設定すべき項目例と回答率を高めるコツを紹介
6.開催
いよいよウェビナー当日です。スムーズな進行のためには、事前にリハーサルを行い、タイムスケジュールを確認しておくことが不可欠です。
当日は、進行役が全体を管理し、質疑応答の時間を設けるなど、参加者が積極的に関与できる仕掛けを用意することで、満足度の高いイベントを実現できます。
ウェビナー開催後はコールやメールによるアフターフォローをおこなおう
ウェビナー終了後は、迅速なフォローアップが求められます。参加者の興味度に応じたアプローチを行うことで、商談の創出や見込み顧客の育成につなげることができます。特に、アンケート結果をもとに、個別のニーズに応じた情報提供を行うと効果的です。また、録画データを共有することで、参加できなかったリードへのフォローアップにも役立ちます。
アーカイブの二次利用を活用しよう
ウェビナーの録画データや登壇資料は、貴重なコンテンツ資産です。この資産を活用して、SNSやブログでのコンテンツ配信、次回のウェビナー告知に役立てることができます。また、過去のウェビナーをベースに、新たな企画を構築することで、効率よくマーケティング活動を進められます。
ウェビナーのアーカイブ配信を活用しよう!|コンテンツの二次利用でリードを有効に活用する方法
まとめ:ウェビナーは一貫した戦略設計が重要
ウェビナーは、企画段階から開催後のフォローまで、すべてのプロセスが連動する施策です。成功には、明確な目的設定とターゲットの理解が欠かせません。この記事を参考に、一貫した戦略設計を行い、成果を生み出すウェビナーに挑戦してみましょう。
目次
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お役立ち資料
ウェビナー後のフォローを商談につなげるためには?
ウェビナーで獲得したリードは、すぐに商談化しないことがほとんど。将来的な受注につなげるためには適切なフォローアップが重要です。 本資料では、ウェビナー後のフォローアップとして送るメールについて、テンプレートやポイントを交えて詳しく解説します。
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ウェビナー後のフォローを商談につなげるためには?
ウェビナーで獲得したリードは、すぐに商談化しないことがほとんど。将来的な受注につなげるためには適切なフォローアップが重要です。 本資料では、ウェビナー後のフォローアップとして送るメールについて、テンプレートやポイントを交えて詳しく解説します。
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