ウェビナー・セミナーの効果測定をおこなうポイント|指標とすべき重要項目や効果を高めるコツを紹介
2024/11/1
ECサイト、Webメディア運営会社を経て、2022年にDXO株式会社へ入社。
介護業界向けWebメディアの運営に携わり、SEO集客・UI/UX改善・ホワイトペーパーによるリード獲得等の一気通貫した施策設計を実施。
現在は動画商談システム「セールスフォワード」においてマーケティング部門の指揮を取り、ウェビナー施策に従事している。
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昨今、ウェビナーやセミナーは、BtoBマーケティングの一施策として顧客の関心を集め、企業と顧客が直接コミュニケーションを取る場として重要視されています。しかし、その効果を適切に測定しなければ、投資したリソースの成果や改善点が見えづらくなります。本記事では、ウェビナー・セミナーを開催する企業が効果測定を行う際の重要な指標と、効果を最大化するためのコツをご紹介します。
ウェビナー・セミナーで得られる効果は?
ウェビナーやセミナーで得られる効果は主に以下の3つです。
企業・サービスの認知度向上
まず、考えられる効果としては、企業やサービスの認知度向上です。
ウェビナー・セミナーを通して、自社の強みやサービスの提供できる価値などをアピールできれば、認知の獲得に繋がるでしょう。新規顧客や潜在層へのアプローチを意識するなら、まずは比較・検討の候補にあがるために認知度向上を目指すのもひとつの戦略といえます。
ハウスリストの獲得
ウェビナー・セミナーに申し込んでもらった顧客の情報はそのままハウスリストとして活用することができます。
ハウスリストは顧客ニーズの深堀りに役立てたり、商談に向けてのナーチャリング施策をおこなったりと、今後のマーケティング施策や営業活動において重要なリソースとなるでしょう。
商談獲得
ウェビナー・セミナーの最終的な目標としては、もちろん受注を獲得する必要があり、そのためにはまず獲得したリードを商談に繋げることが求められます。
ウェビナー・セミナーの企画にこだわったり、開催後のアンケートを活用したりすることで、受注に繋がる質の高いリードを創出することが可能です。
ウェビナー開催後の商談化率をあげるためには?成功に導く具体的なアプローチとフォローアップ戦略
ウェビナー・セミナーの基本的な効果指標
続いて、ウェビナー・セミナーの効果を測定するための主要な指標について解説します。
参加申込者数
参加申込者数は、ウェビナーやセミナーの告知がどれほど広く拡散され、どの程度の人が興味を持ったかを示す指標です。ハウスリストの獲得を目的にウェビナーやセミナーを開催する場合は重要な指標となるでしょう。
また、ウェビナーやセミナーを複数社で共催する場合は、参加申込者数にノルマが課される場合があります。自社のハウスリストや広告を活用するなどして、効果的に参加申込者を集めるようにしましょう。
参加者・視聴者数/率
ウェビナーやセミナーの実際の参加者数は、参加申込者がどれほどイベントに魅力を感じたかを示します。また、視聴時間も含めて測定することで、コンテンツがどれほど参加者の興味を引きつけたかがわかります。企画・テーマに対しての評価をおこなう際の参考指標となることが考えられるでしょう。
なお、ウェビナーへの参加率は一般的に50%から70%程度といわれています。(実際に弊社が過去主催したウェビナーでも、視聴率は60%程度でした。)どれだけ企画を工夫しても、ターゲットが社会人である都合、スケジュールがかみ合わずドタキャンとなることもあるでしょう。そのため、企画・テーマももちろん重要ですが、開催日程を増やしたりアーカイブ配信を利用したりすることも検討してみてください。
アンケート回答者数/率・満足度
ウェビナー・セミナーの開催後は、アンケートを開催するようにしましょう。アンケートでウェビナー・セミナーの満足度を確認することで、講演内容の充実度や集客メッセージと企画・テーマの一致度を測れます。
また、質問項目に、現在抱えている課題や、サービスへの興味関心などを加えることで、商談・受注獲得のためのヒントを得られるでしょう。
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商談化数/率
商談化数および商談化率は、ウェビナー・セミナーを評価する際の重要な指標となります。
商談化数および商談化率を追うことで、そもそもターゲットにマッチした企画を用意できていたかという観点や、アンケート項目が適切だったかといったポイントを振り返ることにつながります。
受注数/率
最終的に成約に至った顧客数やその割合は、ウェビナー・セミナーのKGIとなりうる指標です。商談化数とともに、イベントのROI(投資対効果)を測定することでその他の施策との比較も可能になります。
ウェビナー・セミナーの効果を高めるコツ
効果測定だけでなく、より高い成果を目指すための工夫も必要です。ここでは、実際に効果を高めるための具体的なポイントを紹介します。
アーカイブ配信をおこなう
リアルタイムで参加できなかった見込み客のために、アーカイブ配信を用意しましょう。ウェビナー・セミナーを申し込まなかった・視聴できなかった理由の多くは、スケジュールの都合であることが多くあります。
アーカイブの視聴者もリードとして扱えるため、リソースを余りかけずに、ハウスリストの獲得に繋げることが可能です。
ウェビナーのアーカイブ配信を活用しよう!|コンテンツの二次利用でリードを有効に活用する方法
アンケート回答に特典をつける
アンケート回答率を向上させるため、回答者に対して特典を用意するのも効果的です。一般的には、ウェビナー・セミナーで投影した資料や、アーカイブ動画を提供するのが一般的ですが、無料コンサルティングや壁打ちを銘打ち、カジュアルな商談を取り付けてしまうのも効果的です。
参加者の声を収集し、次回以降のコンテンツ改善や開催後のコールに役立てましょう。
開催後のフォロー体制を事前に整えておく
開催後、迅速にリードをフォローアップできる体制を整えておくことも重要です。直後にコールをおこなうことで、登壇内容やサービスについての記憶が残っていることが多く、スムーズに商談化できる可能性があがります。
コールの優先度が下がる非役職者や、残念ながら視聴してもらえなかった人にも、忘れずにフォローアップメールを送るようにしましょう。今回のウェビナー・セミナーでは商談化できずとも、次回開催の企画に再度参加してくれたり、将来的に想起してくれたりする可能性が上がります。
目的を踏まえたうえで重視する指標を決めよう
ウェビナー・セミナーの効果測定を行う際には、開催目的に応じて重視する指標を選定することが重要です。例えば、認知度向上が目的であれば視聴者数や満足度、リード獲得が目的であれば商談化数や受注率に注目するべきです。正確な指標を定め、継続的にデータを蓄積していくことで、より効果的なウェビナー・セミナー運営が実現していきましょう。
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