メルマガの開封率は平均どのくらい?実際のデータを元にした開封率向上のための施策を紹介
2024/12/20
ECサイト、Webメディア運営会社を経て、2022年にDXO株式会社へ入社。
介護業界向けWebメディアの運営に携わり、SEO集客・UI/UX改善・ホワイトペーパーによるリード獲得等の一気通貫した施策設計を実施。
現在は動画商談システム「セールスフォワード」においてマーケティング部門の指揮を取り、ウェビナー施策に従事している。
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BtoBマーケティングにおいて、メルマガは重要な役割を果たします。特にリード育成や商談化を促進するためには、適切なメルマガ運用が欠かせません。しかし、どれだけ効果的なコンテンツを提供しても、開封されなければ意味がありません。
そこで、この記事では「メルマガの開封率」に焦点を当て、その平均値と開封率向上のための施策を紹介します。BtoBの視点で、実際のデータをもとにした具体的なアプローチを解説します。
メルマガ開封率の平均値
メルマガの開封率は、一般的にBtoB業界では開封率が15%〜25%程度と言われています。これはBtoC業界と比較して高い数字ではありますが、依然として多くの受信者がメルマガを開封しない現状もあります。
ただし、メルマガの開封率は業界やターゲットによって異なるため、あくまで目安とおぼえておきましょう。実際に筆者が行ったメルマガ配信の事例では、比較的デジタルリテラシーの高い業界へのメルマガ配信では、平均30%超えの開封率をマークしていますが、比較的デジタルリテラシーの低いややアナログな業界へのメルマガ配信では、平均15%ほどの開封率となっています。
開封率を向上させるための具体的施策
開封率を向上させるためには、大量に受信するメールの中から、限られた情報のみで興味を持ってもらう必要があります。そのためには配信タイミング・メールタイトル・差出人名の工夫が大切です。
以下ではメルマガの開封率向上に繋がる施策を具体的な例を用いて紹介します。
配信タイミングの最適化による開封率向上
メルマガを配信するタイミングが、開封率に大きな影響を与えます。BtoBの場合、業務時間内の配信が効果的とされています。特に火曜日から木曜日の午前中に配信すると、開封率が高くなる傾向があります。また、土日や金曜日は開封率が低下する傾向があるため、避けたほうがよいでしょう。
配信タイミングの最適化を図るためには、過去のデータやABテストを活用し、ターゲット企業のライフサイクルに合わせた最適な配信時間を見つけ出しましょう。
ターゲットに合わせたタイトル設計による開封率向上
メルマガのタイトルは、開封率を決定づける重要な要素です。BtoBマーケティングでは、ターゲットの業務や関心にマッチした内容であることが求められます。
例えば、業界特有の課題解決やROIを強調するタイトルが効果的です。「X社の成功事例」や「今すぐ試したい最新技術」といった具体的な利益を提示することで、ターゲットの関心を引きやすくなります。
また、パーソナライズされたタイトル(例:「【〇〇様専用】業界別トレンドのご提案」)も開封率を向上させる手法として有効です。
差出人名変更による信頼感の獲得
差出人名は受信者の信頼を得るために非常に重要です。企業名や担当者名など、受信者が知っている名前から送信することが信頼感を高め、開封率に繋がります。企業名だけではなく、実際の担当者の名前を差出人に使用することで、より個別対応感を出し、信頼性の向上に繋がるでしょう。
メルマガ開封はあくまで1ステップ目。本文と合わせた設計を意識しよう
開封率を向上させることは重要ですが、それだけでは十分ではありません。開封後に受信者がどれだけアクションを起こすか(クリックやコンバージョン)も、最終的な成果に大きな影響を与えます。本文の内容やCTA(行動喚起)の設計も重要です。
開封後に受信者が次のアクションを起こしたくなるように、コンテンツは短く簡潔で、価値を提供するものにしましょう。明確なCTAや視覚的に引き付ける要素を加えることが成功に繋がります。
まとめ:テストを繰り返し、メルマガの開封率向上を目指そう
メルマガの開封率向上は一度の施策で完璧に達成できるわけではありません。ABテストやデータ分析を通じて、ターゲットに最適な配信方法を見つけ出すことが重要です。配信タイミング、タイトル、差出人名といった基本的な施策に加え、テストを繰り返しながら改善していくことが成功への鍵です。メルマガ開封率の向上を目指して、次の施策に取り組んでいきましょう。
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